2012年11月19日

その67A 感動!映画「北のカナリア」

その67A 感動!映画「北のカナリア」★先日、久しぶりに映画鑑賞してきた。「北のカナリア」である。この映画は北海道「礼文島・利尻島」でロケされた映画である。
 去った7月3日、ちょうど、かの島へバイクの独り旅をした。海岸には、アノ有名な高級昆布「利尻昆布」が普通に海岸に打ち上げられている。波打ち際の昆布を生かじりした!とても美味しかった!(持ち帰って売ろうかと思った?)。おりしもその頃、吉永小百合が撮影ロケしていた島である。「エゾカンゾウ」の黄色い花が咲き誇っていた。その美しい風景のなつかしさと、吉永小百合ファンとしてもその映画をとても鑑賞したかった。

★この映画のストーリーは、20年前にさかのぼる、礼文島の児童6名と若き教師の重厚な人間ドラマである。しかし、主演の吉永小百合さんは67歳と思えない、ましてや、特殊メイクなしで20代の若い女教師役を見事に演じた・・・毎日2kmの水泳で鍛えた体力と変わらぬ魅力に敬服!また、スクリーン全般に登場する歌「歌を忘れたカナリヤ」・・・西条八十作曲/成田為三作詞の素晴らしい音楽が児童達の歌声で心に響く!

【♪歌を忘れたカナリヤは
後ろの山に捨てましょか
いえいえそれはなりませぬ
♪・・・】

20年後に再会した6名の皆さんが廃校となった教室で、恩師と教え子の最後の授業で歌うこの曲のシーンにはただただ涙でした・・・

★私の自宅居間には28年前から今日も鎮座する「ソファー」がある。その「ソファー」は28年間の思いを持ち続けているので処分できず、あちらこちらガムテープ姿で今も大切につきあっている。その思いとは・・・
 その頃、私の学級の生徒の父親が当時、中学校1年生と小学校5年生の子ども達をおいて、出稼ぎにいってしまった。その後のアパ-ト処理などに私が自費で精算した。その時に部屋に残っていたのはこの「ソファー」だけであった。離婚していた当時の母親へ子ども達を引き渡した・・・あれから28年・・・あの子も、今や40代の方。私の家族が「新しいソファーに替えようよ~」の要望に頑として反対し、今日に至っている。「いつか出会った時にこのソファーに座らせたい」との思いのためである。あの教え子は今、幸せに過ごしているだろうか・・・映画を見ながらかつての教え子を思い出した。「歌を忘れず、美しく歌うカナリアであってほしい・・・」
★その当時の教え子の名は「マサミちゃん」・・・会いたいな~幸せに過ごしているだろうか!私が生きていいるうちに会えたらな!・・・



Posted by ほくろ山下清 at 23:41│Comments(0)
 
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