2012年03月25日

その30 某大学の夜間講座受講より!

★「小島嶼国マルタから学ぶ我が国の未来」の講演内容
<主題:小島嶼国マルタの非同盟中立外交と経済発展経路>
講師:友利 廣(キリスト教平和研究所客員研究員)

マルタ島 Images
このマルタ島の写真はトリップアドバイザーから無料提供されています

 昨日、某大学の夜間講座を受講した。知人からのご案内で参加させていただいた。
テーマは「小島嶼国マルタの非同盟中立外交と経済発展経路」である。分かりやすく表現すると「小さな島国の発展について」である。(地中海のイタリア半島の先に位置する「マルタ島」は西表島と与那国島を足した程度の小国らしい)

 本講座のご案内は知人から「基地経済からの脱却」のテーマ内容であると聞き興味があり参加した。
この大学は先だって教え子が卒業した大学である。車いすで4年間通った彼の頑張りはこの大学の先生方やスタッフのお陰で無事に卒業できたものと思います!心からお礼申し上げます。ありがとうございました!彼の亡き母にかわりお礼を申し上げます。
 中学2年生の頃、たまたまご縁があり、その後、今日まで音楽友達としておつきあいをしてきた。その彼が過ごした学園のさわやかな風を感じながら会場に入った。

 さて、本題の内容はまさしく昔の「琉球」を思わせる、したたかな「マルタ人」の国作りであった。国の発展の為には平和条項憲法・非同盟中立憲法をもって経済発展がなされてきたとの歴史をひもといて講演して下さった。それは、中南米のコスタリカ共和国もしかりとの事。
 ”良いガバナンス(政治)”は平和主義憲法と経済発展のバランスをうまく政治(まつりごと)をすれば良いとのこと。マルタは1979年頃は基地経済がGDPの25%だった、それが現在においては「造船ドッグ」だけでGDPの3分の一を占め、観光・フリーポート(港のハブ化)・カジノ・・・等で経済が発達し(カジノ経済政策は私の意とするものではないが)、そのような国家収入から「国作りは人づくり」で教育予算を充実させている。資源も乏しく40万人余の国がしたたかに国際政治の舞台で大国と共存共栄をしているマルタ小国に感動した。

 前述の「良いガバナンス」とは、優れた指導者の制度、設計力、外交交渉力に基づくとの意見に賛同!ここ沖縄は66年間も基地経済に依存してきた、今後は”良いガバナンス”のもと「ほんとの祖国復帰」がなされた美しい国になることを夢見て、経済がテイクオフすることを我が国政治に期待する・・・
 素晴らしい講演をして下さった「友利 廣先生」に感謝いたします。ありがとうございました。






Posted by ほくろ山下清 at 12:28│Comments(0)
 
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