ほくろ山下清

★♪春が来た　春が来た　どこに来た　山に来た　里に来た　野にも来た♪

　♪花がさく　花がさく　どこにさく　山にさく　里にさく　野にもさく♪

　♪鳥がなく　鳥がなく　どこでなく　山でなく　里でなく　野でもなく♪

・・・ここ沖縄は今日（1/21）から2月5日まで桜祭りが始まった。沖縄県北部（ヤンバル）八重岳は日本一早いサクラ祭りである。後日、家族で行きたいと思って下見がてら一足早く春を見つけにヤンバルへ行った。ふもとは三分咲き、山頂では一分咲きで気温は18度と少し肌寒くかった。山頂手前右側に見晴台があり、そこでお昼ご飯「おにぎり」を食べながら先ほどの「春が来た♪」を口ずさんだ・・・まさしく花が咲き、鳥が鳴き、春のにおいがした。四季がはっきりとしないここ沖縄でも「サクラ」は確実に春のおとずれを感じさせる。
★先ほどの「春が来た」は、高野辰之作詞、岡野貞一作曲で102年前の尋常小学校読本唱歌として発表された。今でも童謡として歌い継がれている名曲である。この名コンビはその他に「春の小川」や「おぼろ月夜」そして「ふるさと」などがあり、どれも日本の四季をみごとに表現し、ふるさとの情景が感じられる名曲である。
★先日（1/20）読谷村役場ロビーに「東北震災ツアーの写真展」が展示された。内容は、「ブログその10～14」である。あの震災風景はまさしく「ふるさと」を失った震災被災者叫びであった。その叫びが地域住民に周知され、尚一層、東北震災を忘れて欲しくない為である。
　そのような被災地の中でも、美しい景色や我が家はちゃんとあるのに、そこに住むことが許されない「放射能汚染地域」の理不尽である。TVニュースで、一時帰宅したお年寄りが、そのような我が「ふるさと」を見て涙を流している横顔が忘れられない・・・やがて、そのような被災地にも美しいサクラが咲くことでしょう。一日も早い復興と被災者の再出発を祈る・・・春よこい♪　早くこい♪・・・